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【作品名】第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇 【ジャンル】ゲーム 【名前】刹那・F・セイエイ(第3次スパロボZ) 【属性】イノベイター 【年齢】18歳2ヶ月 【長所】劇場版の容姿になってもこのスパロボではまだヒイロやルルーシュと同年代の年齢になっている 【短所】この人だけたった2年経過で明かに外見的に7年分成長してるのに何故か自軍は誰1人としてそのことを指摘しない 【備考】破界事変で16歳(第2次Z破界篇)、その一年後が再世戦争(第2次Z再世篇) それから3ヶ月後に時獄戦役(第3次Z時獄篇)が勃発 時獄戦役自体の期間は新多元世紀0001年4月10日から新多元世紀0001年11月11日までなので約7ヶ月 その後の天獄戦争(第3次Z天獄篇)にて、翌年の3月中旬か下旬(宗助達の修了式が過ぎている)に なっているのでそれまで約4ヶ月は経っているから、16歳+1年+3ヶ月+7ヶ月+4ヶ月=18歳2ヶ月 なお本作はスパロボの中でも特に時間軸が安定しない作品で、 他のキャラは突如時間移動したり時間の速さが違う空間に閉じ込められたりするが 刹那はそういった類の現象に一切巻き込まれていない vol.3
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怒りと悲しみと ◆70O/VwYdqM 白。 白い。 純白だ。 綺麗。 ああ、綺麗だ。 綺麗だ。 道。 教会。 教会までの道。 手をとって。 一緒に。 一緒に。 一緒に……。 幸せで、 幸せで、 幸せの絶頂で…… いつまでも、 いつまでも、 いつまでもお前を……。 守る。 守るって、 守るって……、決めたんだ……。 ――なのに、俺はあいつを守れなかった……。 男が、カギ爪が、カギ爪の男が、アイツが……。 赤、赤い、肩を、カギ爪が、血、血が、 そんな……、やめろ、止めろぉぉぉ!! エレナ、エレナ、エレナ、エレナエレナエレナエレナエレナエレナエレナエレナ!!!!! カギ爪ェ!エレナ!エレナを!! エレナ、エレナエレナエレナエレナエレナエレナエレナエレナ!!!!! エレナァァァァァ!!!!!! ◆ ◆ ◆ 怒り。 噴出したるは純然たる怒り。 黒のタキシード姿の男、ヴァンを突如として襲った怒り。 たった一行。 たった一つの名前。 たった一人の男の名前。 それを見ただけで、ヴァンの記憶は全てを呼び起こし、一瞬にして感情を爆発させる。 肩を震わし、眉間にしわを寄せ、歯を食いしばり、鬼のような形相へと変化する。 抑えられない。 いや、抑えない。 抑える必要がない。 今湧き上がった感情そのままに隠そうともせずに怒りを全身から放出する。 それがヴァンだ。 ヴァンという男だ。 大切な人を失った者にしか解らない、怒りそのものを背負い復讐の為だけに生きた者の姿だった。 ……が、それは所詮、一時のもの……。 “復讐の為だけに生きた者” そう、ヴァンの復讐は終わっている。 大切な婚約者、エレナを殺したカギ爪の男は、つい先日、ヴァンの持つ蛮刀により胴体を真っ二つにして殺した。 ヴァンの手にもその感触は未だに残っている。 奴のカギ爪を切り落とし、肉を裂き、骨を両断し、命を奪った。 確かな実感として残っているのだ。 三年を費やした復讐の旅は、ようやく終わりを迎えた。 それをヴァンは自分自身に刻み込んでいる。 「どうして、カギ爪の野郎の名前があるんだっ!!!!!」 ゆえに、納得できない。 死んだ者、自分が殺した男、その名が刻まれた紙切れを震える眼で見つめ、声を荒げる。 咆哮が虚空へと広がり、海風と潮騒を一瞬だけかき消した。 その咆哮は、傍にいる一人の高貴な少女を震えさせるには十分だった……。 ヴァンはカギ爪の男の名を見た瞬間、記憶を呼び覚まし怒りを爆発させた。 最愛の婚約者を殺された怒り、そして、守ることが出来なかった自分に対する怒り。 自身の記憶と対面するたび、ヴァンは取り戻せない現実を再認識し、慟哭交じりに怒りを露わにする。 だからこそ、ヴァンは選んだ。 エレナの為、エレナに貰った命を使い、エレナを奪ったカギ爪の男を殺す。 そうする事で、エレナと共のあろうとしたんだ……。 そして、それは達成された。 「殺した!アイツは俺が殺した!生きているはずない!」 医者?魔法? そんなもの関係なく、どうやっても死者は生き返らない。 それはヴァンの持つ絶対の理。 カギ爪にもヴァン自身がその口で言い放ったばかりだ。 頭の悪いヴァンでもこの一点だけは覆らない。 いや、頭が悪いからこそ、この絶対的なルールだけは覆してはならないのだ。 死者は生き返らない。何度でも言う。死者は絶対に生き返らないのだ。 エレナ同様、カギ爪の男の“死”も、決してヴァンからは『奪えない』。 カギ爪の男は死んだ。 ヴァンの中に、もしもなんて存在しない……。 「アイツは死んだ!死んだ奴は絶対に生き返らない!こいつは誰だ!」 ヴァンの中に浮かび上がったのは、当然のように「なぜ?」と言う疑問のみ。 死者は生き返らない。 それを信じているからこそ、名簿に記載されたカギ爪の男という表記に対し、怒りと共に疑問をぶつけるのだ。 混乱した頭の中、感情に流されるままに……。 「落ち着いてください!!」 一人の少女の声が、ヴァンに負けず劣らずに張りあがる。 ヴァンの咆哮を止めたのは、誰でもない、目の前に立つユーフェミアにしか出来ないことだった……。 ◆ ◆ ◆ 「……ひッ……」 最初、ユーフェミアは突然豹変した目の前の男の声と表情に震え上がり、息を呑んだ。 声が出ない。 声を掛けることができない。 息を吸うことさえ、恐怖に震えて忘れそうになる。 それだけの威圧感を、目の前の男は放っているのだ。 ユーフェミアは怯えた表情で見つめていた。 見つめるしか出来なかった。 男が自分の名簿を見た事でどういう心境に至ったのかまるで解らない。 ただ呆然と、見つめるしか出来なかった。 だが、このままではいけない。 そう思い、意を決して恐怖を喉の奥底に押し込んだ。 それは、民衆が混乱している中、その上に立つ皇族がしっかりしないといけないという、ごく当然の奮起。 幼少時より当たり前のように見てきた、強い父や兄、最愛の姉の姿を自身にも宿したいと願い手に入れたブリタニア皇族としてのユーフェミアの姿と言えるだろう。 「落ち着いてください、ヴァンさん」 突然強い口調で響き渡ったユーフェミアの声がヴァンを貫く。 一瞬はっとして、現状を再確認するヴァン。 目の前に立つ少女の姿を見つけ、その力強い眼差しを受け止めた。 それだけのこと……。 それだけの事で、いつ破り捨てられてもおかしくない名簿を握り締めた手が、自然と緩んでいった。 「何があったのですか?誰かお知り合いでもいたのですか?」 冷静に、あくまで冷静に、ヴァンの落ち着くのを待ってユーフェミアがゆっくりと聞く。 それを受け、ヴァンは自分が周りを見えなくなるほど動揺していたことを悟った。 だが、別に反省をしたわけじゃない。 それを証拠に、未だ表情は怒りの形相のままだ。 「……お前には関係ない」 この時既に、ヴァンの中では湧き上がった怒りが幾分かは収まりつつあった。 なぜなら、先ほども言ったように、怒りはあくまでカギ爪の男の名前を見つけたことで呼び起こされた過去の記憶に対するものであり、 カギ爪の男に対しての今現在のストレートな怒りではないからだ。 言うなれば、怒りはあっても殺意はない。殺意はカギ爪の男を殺したことで決着した。 思い出した怒りに翻弄されはしたが、ヴァンはもう二度と、カギ爪の男に対して殺意は抱かないだろう。 それは先にも言ったように、カギ爪の男の『死』も、ヴァンからは誰も奪えないからだ。 カギ爪の男は死んでいる。 それを信じているからこそ、後に残るのは単純な疑問唯一つ。 それも、落ち着いて考えることで既に答えは出ていた。 なぜ殺した相手の名が名簿に載っているのか? 簡単だ、単なる間違いだ。 間違いじゃないとしても、カギ爪をつけた別の奴と言う可能性も十分にある。 少なくとも、ヴァンの知っているカギ爪の男ではない、そう心の中で断言したのである ――ムナクソ悪ィ……。 表情がそのままなのは、感情を隠そうともしない単純な思考の現れ、残滓のようなものだ。 ゆえに、ヴァンはイラつく思考に促されるままに、ユーフェミアに対してぶっきら棒に答えるのである。 「関係ないって……そんな……」 先ほどまで見せていた覇気のない表情が一変し、まるで近づくもの全てに敵意を向けるよう表情。 それを目の当たりにし、さすがのユーフェミアも続く言葉を失ってしまう。 「これ返す。じゃあな」 苛立ちの表情を崩すこともせず、皺が走っている名簿をユーフェミアに押し付ける。 そして、ユーフェミアの気持ちなど一切考えず、ヴァンはアッサリと背を向け歩き出した。 今はとにかく何も考えたくない、余計な面倒はこれ以上背負いたくない……、そう考えたからこそ、ヴァンは迷いなく自分に正直に行動するのだ。 「待ってください!」 「知るか!」 「待ってくださいヴァンさん!」 「付いてくるな!」 ユーフェミアの再三の制止の声も届かない。 もう誰も、ヴァンを止められない……。 「そんな……」 会ったばかりの少女、ユーフェミアではヴァンは止められない。 物事を深く考えない人間を止める為の言葉を持ち合わせていない。 小さくなっていく黒衣の後姿を呆然と見送り、ユーフェミアは続いて襲い来る無力感と孤独に苛まれる事となった……。 ◆ ◆ ◆ 今のヴァンは剥き出しの刀その物。 度重なる混乱の中、一度落ち着ける場所を見つけて面倒ごとを片付けようとした矢先に殺した相手の名を見せられれば、 ヴァンでなくても、他者との交流など煩わしいと感じることだろう。 吊り橋を渡りながら、先ほどデイパックの中に手を突っ込み見つけた食料、60㎝程のフランスパンを空腹に答えるように乱暴に齧る。 改造の副作用により味覚の大半を失っている為、ほとんど味のしないパンをイラつく表情を隠そうともせず無遠慮に胃の中へと放り込んでいるのだ。 (あー、クソっ……調味料が欲しいな……) そんなことを考えながら、強烈な海風がタキシードを揺らそうと、まったく意にも介さず歩を進める。 今は誰とも関わりたくない……、そう考え、ヴァンはただ、目的もなく前へと進む……。 【E-1/吊り橋/1日目/深夜】 【ヴァン@ガン×ソード】 [状態]:疲労(小)イライラ [服装]:黒のタキシード、テンガロンハット [装備]:ヴァンの蛮刀@ガン×ソード [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×1 [思考] 基本:何をしたらいいのか分からないが、自分の感情の赴くまま行動する 1:今は誰とも関わりたくない 2:大量の調味料が欲しい 3:向かってくる相手は倒す 4:主催とやらは気にくわない [備考] ※26話「タキシードは明日に舞う」にてカギ爪の男を殺害し、皆と別れた後より参戦。 ※ヴァンは現時点では出会った女性の名前を誰一人として覚えていません。 ※カギ爪の男の名前を確認しましたが、間違い、または別人であると考えています ※レイ、ファサリナの名前は目に入っていません ――追いかけなくては……。 そう考えたユーフェミアだったが、なぜか体が一歩も動かなかった。 理由は単純だ。 今のユーフェミアには、もう身を削って懸けるものがないからだ……。 大切な人を失わなくてすむ、せめて戦争のない世界という夢を見て、 ユフィは自身の皇位継承件と引き換えに「行政特区日本」を設立したばかりだった。 理想の国家とか大義とか、そういう難しいことではなく、ただみんなの笑顔が見たいがために、ユーフェミアは納得して自身の身を削ったのだ。 これで全てうまくいく。 これで、スザクも、ナナリーも、そしてルルーシュとも平和に、幸せに暮らせる時が来ると信じていた……。 そんな矢先に、ここに召還されてしまった。 最初は当然のように殺し合いを否定し、同じ想いを持つ者を集め、スザク、ルルーシュといった者と手を取り合ってこの悪夢からの脱出を夢見ていた。 だが、現実は非情にも、ユフィの理想を足元から削り取っていく。 最初に出会った赤い槍を持つ女性に殺されそうになり、次に出会ったタキシード姿の男の人には突然拒絶された。 それは、心細くも懸命に立ち向かおうとしていたユーフェミアにとって、現実を見つめさせるには十分な出来事……。 彼女は無力なのだ。 この世界では、ユーフェミアの掲げる理想など有って無きにしも等しい。 皇女としての地位も無く、力も、去り行く一人の男を止める言葉さえ思い浮かばない彼女は、真に何も出来ないただの少女でしかない。 「お飾りの副総督」などと言う陰口をたたかれていても、それなりにやるべき事はあったというのに、現状は、自身の話さえも聞いてもらえない。 父や兄、そして、最愛の姉の姿を真似て勇気を振り絞ることは出来ても、その後に続く実力が無い。 今のユーフェミアには、文字通りの意味で何も無いのである。 「スザク……、私は間違っていますか……?」 涙と共に零れ落ちた言葉は、海風に乗って虚空へと空しく消えていった……。 【D-1/吊り橋/1日目/深夜】 【ユーフェミア・リ・ブリタニア@コードギアス 反逆のルルーシュR2】 [状態]:健康、悲しみ [服装]:豪華なドレス [装備]:H K MARK23 ソーコムピストル(自動拳銃/弾数3/12発/予備12x2発)@現実 [道具]:基本支給品一式、H K MP5K(SMG/40/40発/予備40x3発)@現実、アゾット剣@Fate/stay night [思考] 基本:他の参加者と力を合わせ、この悪夢から脱出する 特殊:日本人らしき人間を発見し、日本人である確証が取れた場合、その相手を殺害する 1:私は無力だ……。 2:スザク……。 3:殺し合いには絶対に乗らない [備考] ※一期22話「血染めのユフィ」の虐殺開始前から参戦。 ※ギアス『日本人を殺せ』継続中。特殊条件を満たした場合、ユフィ自身の価値観・記憶をねじ曲げ発動する。 会場において外部で掛けられたギアスの厳密な効果・持続期間に影響が出ているかは不明。 ※ギアスの作用により、ヒイロのことは忘れています。 時系列順で読む Back 狂戦士の夜 Next 施設Xを追え 投下順で読む Back 絶望への反抗 Next 狂戦士の歩み 016 かしまし~ボーイズ・ミート・バッドガールズ~ ヴァン 101 Unlimited Cooking Works 016 かしまし~ボーイズ・ミート・バッドガールズ~ ユーフェミア・リ・ブリタニア 085 偽物語
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原作設定及び企画進行中に生まれた用語の解説 ネタバレ有りなので注意! 【英数字】【あ行】【か行】【さ行】【た行】【な行】【は行】【ま行】【や行】【ら行】【わ・を・ん】 ※死者スレ関連用語はこちら 英数字の本編用語集 【Fate/stay night vs 戦国BASARA】 【GNホンダム可翔式】 【Hanepedia】 【(J・S・J)】 【UUU】 あ行の本編用語集 【一方通行(アクセラレータ)】 【一方通行(アクセロリータ)】 【アニロワ3rdにおけるあだ名一覧】 【アニロワ3rdにおける主催陣】 【アニロワ3rdにおける恋愛事情】 【アホの子】 【アンリ・マユ祭り】 【池田ァ!】 【漢】 【俺とホンダム】 か行の本編用語集 【カイジ勢、圧倒的全滅‥!】 【家電乱舞】 【カマコンビ】 【カマやん】 【彼氏彼女のすれちがい】 【カワイソス四天王】 【ガンダムVSガンダムVSヨロイVSナイトメアフレーム~戦場の絆~】 【ギアス】 【ギャンブル船】 【きれいな安藤】 【首輪さん】 【首輪ちゃん】 【グラコロ】 【黒一方さん】 【クロコノミカタ】 【黒美穂子】 【けいおん!】 【けいおん勢の再会→惨劇の法則】 【けいおん!>咲-saki-の法則】 【この人は女性です】 さ行の本編用語集 【サクライズ】 【鯖】 【GN粒子にはよくあること】 【式神コンビ】 【死者スレ】 【死体損壊王】 【シロクロ】 【政庁】 【政庁フラグバースト】 【宋蓮】 【そげぶ】 【そにぶ】 た行の本編用語集 【タンヤオドラ2、3900直撃】 【超五飛】 【直死の魔眼】 【童帝】 な行の本編用語集 【何が船組だよどっちなのかはっきりしろコラァァァ】 【『なにせ我々は……《金》で《魔法》を買ったんだからなッ!!』 】 【信長包囲網】 は行の本編用語集 【馬イク】 【穿いてない】 【爆ボン】 【腹黒の騎士団】 【ピザハット】 【ふぁさひい】 【笛】 【船井さんうらやましいです(^q^)】 【フラグ王】 【へっぽこ三人組】 【変態】 【ホンダム】 【ホンダムVSバーサーカー】 ま行の本編用語集 【魔眼組】 【澪釣り】 【美穂子】 【もやし】 や行の本編用語集 【ヤンデレ】 【ユフィ爆弾】 【百合】 ら行の本編用語集 【レイニーデビル】 【ロワ充】 わ・を・んの本編用語集 .
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バージル・ルフェウス・フォン・ヘルツォーク 種族:悪魔 性別:男 年齢:不明(外見年齢30代半ば) 身長:185cm クラス:ヘルツォーク領領主、公爵 属性:不明 属性均衡:『刹』 「民が主に仕えているようで、その実、主こそ民に仕える僕なのだ。我らは民の税によって生かされているのだから」 設定 波打つ黒い髪、黒い瞳、険しくも精悍な顔立ちに整えられた顎鬚の、常にスーツを着込んだガチホモ公爵。 実弟フレイオニールと近親相姦関係にあった。(現在このような関係はなくなっている) 弟への偏愛(或いは嫌がらせともとれる)好意は凄まじく、彼のトランクスを被って執務を行う、ワインの肴に使用済み靴下を食む、深夜にわざわざ羽目殺しの窓を蹴破って夜這い(夜襲)をかける等、留まるところを知らない。 その度に弟からは鉄拳(鉄剣)制裁を加えられ、専属メイドである七海からは冷ややかにツッコミを入れられているが、今のところ止める様子はないようである。 フレイオニールへの偏執行動以外は非常に優秀で政治に長け、知性に富んだ人格者であり、善政を敷き領民の信頼も篤い。 領民にはその奇行は知られておらず、よって民や他領の領主をして最良の主と謳われる、極めて残念な存在である。 だがその真実は、何においてもまず弟の幸せを気に掛ける、心優しい兄である。 魔天戦争(或いは天魔戦争)で心を壊したフレイオニールを抱え、逆賊の汚名を一身に被りながら地上へ飛び出し、以後何千年もの間弟を陰に日向に守り続けてきた。 彼が同性愛者となったのも、元々バイセクシャルだったが魔天戦争によって亡くなったエフィマ・ユフィを「生涯最後に愛した女性」としたためである。 部下に高涼荊・康翠蓮がおり、現在は涼荊を殊に寵愛している。 側近メイドの七海とは主従や種族を超えた信頼関係があり、『最良の従者』と評している。 また頻繁に屋敷へ足を運んでくる友人にクオ・ヴァディスがおり、同じ領主であり魔族のカザド・ヴァエとは深い交友がある。 悪魔としての本来の姿は平時の三倍程の体躯の、黒い甲冑のような体に長い竜の尾、全身を覆うほど大きな黒い翼、炎の如く赤い対の角と血のような瞳を持った『正しく悪魔』である。 魂を喰らうことから『魂喰らい』『暴食の悪魔』等の忌み名を持つ。
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無双大地デラセルナ・ジ・アーク VR 自然 アース・ドラゴン/ガイア・コマンド コスト6 パワー6000 □W・ブレイカー □このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、または相手のカードの能力や効果で、このクリーチャーが自分の手札から捨てられたとき、カードを1枚、自分の墓地からマナゾーンに置いてもよい。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。 作者:satori060 DMST‐02「ベスト・リバイバー 再世篇」で登場した《緑神龍アーク・デラセルナ》の転生クリーチャー。 《リュウセイ・ジ・アース》と同じ形式のマッドネスを持ち、ハンデスやディスカードから投げて場に残すことはできなくなったが、コストを正規召喚しやすい値に抑えつつ、打点を維持することに成功した。 cipとしても発動でき、2つの効果はどちらも任意かつカード指定。組み合わせ次第でマナ加速、マナ回収、墓地回収などの多様な形式に変換できるだけでなく、自身を対象にすることで、以降も継続してハンデスによるダメージを軽減できるなど、高いメタ性能を誇る。 ちなみにフレーバーテキストのアークとは円弧のことで、カードが墓地→マナ→手札へと移動する様子を示したもの。 フレーバーテキスト 闇を切り裂き、龍は再世のアークを描く! カードリスト:satori060 名前 コメント
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747 :帝都の休日 外伝:2012/12/18(火) 19 30 21 終わり 続けて投下するのはレス見て思いついた話 一応ユフィの話とモニカの話は世界線同じで別々で書いてるけど、もし完全に交叉したらこんな漢字ということで かなり荒いどうぞ見てやってください 748 :帝都の休日 外伝:2012/12/18(火) 19 33 45 前書き注意 憂鬱とギアスクロス 嶋田さんロマンス 嶋田さん独身設定 性格改変 一応平和 749 :帝都の休日 外伝:2012/12/18(火) 19 34 32 「ここですわね」 白とオレンジの長袖のワンピースを着て、膝裏まで届く桃色の長い髪を風に靡かせながら嬉しそうに微笑んでいる可憐な少女。 御年17になる神聖ブリタニア帝国第三皇女ユーフェミア・リ・ブリタニアは、都内にある住宅街の一角、決して豪邸ではないがかといって小さくもない、 そこそこの広さを持った昔ながらの日本の家という印象を持つ、住居の前に立っていた。 表札に書かれている名前は一つ。 “嶋田繁太郎” 彼女が最近知り合い親しくなった男の名だ。 もちろん此処は彼の自宅である。 以前何かあったらと自宅の住所を教えられていた彼女は公務がお休みのこの日、いきなり訪ねて驚かしてやろうと思い電話もせずにやってきたのだ。 早速玄関の横にあるチャイムを鳴らすユーフェミア。 (うふふ、シゲタロウはびっくりするかしら?) 悪戯をするときのような高揚感に胸を躍らせながら心待ちにしていると、インターホンのマイクから声が聞こえてきた。 『はい嶋田です。どちら様ですか?』 (え……? 女の……方?) だがそれは彼女が待ち望んでいた彼の声ではなく、全く別の女性の声。 予期せぬ突然のことに戸惑うユーフェミアはもう一度表札を見た。 そこには確かに嶋田繁太郎の名前しか書かれていない。 では、この声の主は誰か? 姉のコーネリアや嶋田の友人の辻、果ては同じく彼の友人で日本に住む叔父V.V.にも聞いて彼が独り身であることは知っていた。 つまり家族ではない誰かということになる。 赤の他人という線はない。何故なら『嶋田です』とはっきり言っていたのだから。 『あの……どちら様ですか?』 いつまで経っても返事をしないユーフェミアにマイクから聞こえる声が不審者に対するトーンに変わる。 (い、いけないっ、) 「あ、わたくしは嶋田さんの友人でユーフェミアと申します。あの、シゲタロウ…さんはご在宅でしょうか…?」 慌てて返事をするユーフェミア。 すると、声の主が驚いたような感じで逆に聞き返してきた。 『え…エエっ?! あの、失礼ですがっ、ブリタニアの方ですか…?』 「は、はい……そうですけど」 日本に於いて外国名の人間は大抵がブリタニア人である。 何せ長年の同盟国であり、両国間の経済や一部を除く考え方、在り方が殆ど同化していると言ってもいいほど良好関係にある国同士。 『国家間に真の友情はない』 この当たり前の言葉が唯一当てはまらない国同士なのだ。 故に自然な形で日本国籍を取得して日本に移住する者も多く、外国名を聞いた声の主が彼女をブリタニア人だと思うのもごく普通のこと。 だがここで一つその普通ではない何かがあった。それは言うまでもなく彼女の名前だ。 “ユーフェミア” この名を自分の子どもに付けるブリタニア人は殆ど居ない。 その名前はブリタニアの皇女の名なのだから。 ユーフェミアに限らず、コーネリア、シュナイゼル、ルルーシュ等々、主立った皇族の名をそれ以外の人間が名乗ることはまず無いし、付けない。 『ま、まさかとは思いますが……ユーフェミア・リ・ブリタニア殿下であらせられますか……?』 「え、あの、わたくし……そのう…………はい……」 迂闊だった。愛称のユフィとでも言っておけば良かった。 今更そんなことを言っても後の祭りと思う彼女は正直に認める。 それにどうも相手も自分を知っているらしい。 『し、失礼しました! 今お出迎えに上がりますっ!!』 それからすぐ開いた玄関から顔を覗かせたのはやはり女性であった。 ユーフェミアと同じく髪は長い。お尻の辺りまであるだろうか? 癖のない真っ直ぐな金髪で、前髪は目の上で切り揃えられている。 しとやかで上品さを感じさせる貴族特有の物腰と口調。 ユーフェミアはそんな彼女を見たことがあった。 その時は上下白の制服で、騎士としては珍しく腰までスリットの入ったスカートを着用していたが、今日は休日なのか白のブラウスに膝までのタイトスカートという服装。 「モニカ・クルシェフスキー卿……で間違いないでしょうか?」 そう、父であるブリタニア皇帝シャルルの脇に控えていた12騎士の一人だ。 「はい、皇帝陛下直属の騎士ナイトオブラウンズの末席を務めさせて頂いております、ナイトオブトゥエルブ、モニカ・クルシェフスキーでございます」 750 :楽隠居?と皇女と円卓の騎士:2012/12/18(火) 19 35 57 * 出迎えてくれたモニカに上がらせて貰ったユーフェミアは、そのまま畳の敷かれた居間らしき部屋に通された。 敷かれた座布団に腰を下ろした彼女は、ここで疑問に思ったことを口にする。 「なぜ、父の専任騎士である貴女がここに……?」 駐在武官として日本に赴任しているというのは知っていたが、その彼女がどうして嶋田家にいるのか? 「簡潔に申し上げれば……その…、下宿先なのです」 単刀直入に質問する彼女に、モニカの方は言い辛そうにそれでいてどこか恥ずかしそうに返答した。 「げ…しゅく……?」 「はい。実は皇帝陛下に信頼の置ける人物として嶋田さんを紹介されたのですが、日本は初めてで勝手も分からないだろうからここに住めばいいと格別の配慮を賜りまして……」 「そ、そう、ですか……、」 別に意識しては居ないというのに知らずに声が震えるユーフェミア。 よく分からない。分からないが気に入らない。 恥ずかしげに語るモニカの頬が気のせいか赤く染まっており、それを見ていると無性に心がざわつくのだ。 「ところで……ユーフェミア様は、その……嶋田さんとどういったご関係なのでしょうか……?」 そんな彼女に今度はモニカの方から質問を切り出してきた。 気のせいか探るような感じで聞いてくるのだ。 彼女は一瞬口を突いて出そうになった言葉を飲み込む。 (貴女に関係ないでしょう?) こんなことを口にしようとした自分に驚き、直ぐには返答できなかった。 だが答えないわけにも行かず、数回深呼吸してから口を開く。 「え、ええっ、シゲタロウとは親しくお付き合いをさせて頂いておりますっ、」 そう言い切る彼女。 幾つか必要な単語を態と飛ばしていたのはきっと気のせいだ。 「シ、シゲ、タロウ……、」 「はいっ、シゲタロウですっ!」 先ほどまでとは違って今度はモニカの声が震えていた。 それどころか手にした湯飲みの中にあるお茶の表面まで揺れている。 彼女の様子に今度はユーフェミアの声が重しを外されたように明るいものに変わる。 ああなんて清々しくて良い気分なのでしょう。そんな言葉でも飛び出しそうな明るい声だ。 751 :楽隠居?と皇女と円卓の騎士:2012/12/18(火) 19 36 34 「そ、そう…ですかっ、お、お付き合い、というのは……どういう、ことなのでしょう…っ」 「お付き合いは、お付き合いです」 益々声が震えて手まで震えるモニカに対し、ユーフェミアは相も変わらず『友人として』という部分を抜いて話している。 だが執拗にその部分を強調していれば知らない人間でもおや? と思うもの。 ましてやモニカが嶋田のことに付いて突っ掛かっているのは明白。 「あ、ああっ! ゆ、友人としてお付き合いされているのですねっ!」 「っっ!!」 だからこそ直ぐに気付かれた。 納得がいった。胸のつかえが取れたとでも言いそうに、モニカは湯飲みを離した手の平をぽんっと打つ。 「申し訳ありませんユーフェミア様、私は大変な思い違いをしておりました。ユーフェミア様のような淑女がまさかそのような関係をと……」 「……」 「自分で煎れて置いて何ですが、このお茶とても美味しいですね」 モニカは態とらしく、不敬罪ギリギリの言葉を突き付けながら涼しげにお茶を飲んだ。 しかし彼女は踏み出してはならないギリギリの一線を越えてしまったのを次の言葉で知ることになる。 「わたくし……別に“そ・の・よ・う・な”関係になったとしてもふしだらだとは思いませんし、一向に構いませんが」 “ピシッ” ガラスが割れるような音が響いてモニカの持つ湯飲みにひびが入った。 ひびから漏れ出したお茶がモニカの手に掛かるも、丁度いいくらいにさめていたので火傷したりすることは無かったが。 その様は彼女の心を表しているかのようにも見える。 「……」 「……」 そこから先は全くの無言になってしまった。 ユーフェミアもモニカも、話すことなど無いと言わんばかりに互いを無視している。 特にモニカはユーフェミアが訪ねてきたときに自然と取っていた皇族に対する礼儀など丸めてゴミ箱に捨ててしまったかのようだ。 そんなことになっているとは露知らず、大本の原因であろう男はこの世で尤も落ち着く我が家へと帰ってきた。 「ただいまぁ~」 玄関から聞こえる待ち人の声にピクンと反応したのは一瞬。 「いや~遅くなってすまないねモニカさん、いつものスーパーが棚卸しで休業しててさぁ」 寒くなってきたこの時期、今夜は鍋で暖まろうということで材料を買いに行った嶋田が居間の戸をスライドさせた瞬間――。 南極でもまだこれよりマシだと錯覚しそうな凍り付いた空気が襲ってきた。 752 :楽隠居?と皇女と円卓の騎士:2012/12/18(火) 19 37 13 (な、なんだこの凍死しそうに凍り付いた空気は……) その空気の出所は二人。 しかし、帰ってきた彼が自分の名を先に出したことで、長い金糸の少女の方は暖かな春の空気を発し始める。 今まで桃髪の少女と一緒に冷気を放っていたのが嘘のようだ。 「お帰りなさい嶋田さん。いつも“わ・た・し・の・た・め・に”すみません」 「あ、い、いや、大した事じゃないよ、うん……大した事じゃ」 「あ、それとお客様がいらしてますよ」 「あ、ああ、わかってる、」 嶋田はモニカに指摘されるまで敢えてそっちを向かなかった。 極寒の空気を放っている長い桃色髪の少女の方を。 「び、びっくりしたよ電話もなく突然だから……」 「突然来たら何かマズいことでもお有りなのでしょうか?」 ちらりとモニカに目を遣るユーフェミア。 「例えば年頃の若い女性を連れ込んで、いけないことをしていらっしゃるとか……」 当然ながら嶋田も彼女の視線の先に誰が居て、今言ったことが誰とのことなのかは分かっている。 「ち、違うぞユフィッ! モニカさんはッ!」 「お聞きしておりますわ」 「な、何だ……立ちの悪い冗談は止してくれ……」 嶋田とユフィの間で一応の完結を見たと思われたそのとき。 「ユフィ…?」 ボソッと恨みの念でも凝縮したような呟きが漏れた。 ギギギッ、と壊れたブリキ人形を思わせる感じで顔を向けた先では春の空気を放っていたはずの金糸の少女が、一転北極の風を解き放っていた。 (ブ、ブリザガ……) 「そうですわ。わたくしとシゲタロウは互いを愛称で呼ぶほど仲の良い関係なのですわ♪」 「ふ、ふふ、仲の良い“ご・ゆ・う・じ・ん”でしょうユーフェミア様?」 「ク、クルシェフスキー卿こそ大家さんと“下・宿・人”ではございませんか?」 (い、いやだ、空気が悪い、悪すぎるぞ我が家……) 753 :楽隠居?と皇女と円卓の騎士:2012/12/18(火) 19 38 15 * この後、何とか二人を宥めて事を荒立てないように治めた嶋田は、遅くなってはいけないとユーフェミアを送り出した。 その際にも「もう遅い時間ですから早くお帰りになられた方が宜しいのではありませんかユーフェミア様?」と挑発するように言うモニカに、 「下宿人さんに言われるまでもなく帰りますのでお構いなく。さ、シゲタロウ」 「嶋田さんは関係ないでしょう?」 「いいえ、シゲタロウはわたくしを送ってくださいますよね?」 「ま、まあ皇女様を一人で帰すわけにもいかないからなぁ」 「ということでクルシェフスキー卿、また今度ごゆっくりとお話ししましょうか」 「え、ええ、ユーフェミア様ゆっくりとお話を致しましょう……」 (も、もう嫌だ……) というような遣り取りがあった。 その夜。 温かい鍋を食べたというのに全然暖まった気がしない嶋田が布団の中で眠れずにいると……。 「嶋田さん、起きてますか?」 とモニカが寝室に入ってきた。 「あ、ああ起きてるよ。中々眠れなくてね」 実際に目が冴えてちっとも睡魔がやってこない。 「実は私もです……そこで提案なのですが……」 “一緒に寝ませんか” 彼女はそんな提案をしてきたのだ。 「い、いやそれはマズイんじゃ?」 「何がですか?」 「いやその、モニカさんは年頃の……魅力的な女性で。私も還暦を越えたと言っても男だ……間違いとか……」 世間一般的な倫理観に照らし合わせて教科書通りの回答をする嶋田ではあったが、世間や周りでの評価がどうであれ中身は小市民的精神の持ち主である。 つまり彼の側から間違いを起こすことはまず無いと言えるだろう。 尤も相手が本心からそれを望みその上でどうしてもと言われれば或いは有り得る話かも知れない。 「間違っても……いいんですよ……?」 「モ、モニカさん、」 彼女は嶋田の身体を覆い隠す布団を剥いで、自らもその布団に入る。 いつもしている赤いリボンが解かれた金色の長い髪が、彼女の肩から滝のように流れて嶋田の顔にかかった。 頬や首回りに降りかかり、さらさら撫でる金糸からは何とも言えない香りが漂う。 近付いてくるモニカの顔。碧く澄んだ瞳が熱っぽく潤んでいる。 頬も紅潮しており普段は清楚としか言えない彼女に十二分な色気を与えていた。 「私は……私は貴方を……ユーフェミア様に渡したくない……」 「な、なにを、言って、」 突然そんなことを言われた嶋田はそれがどういう意味なのか全く理解していない。 『鈍感を通り越して馬鹿』 以前辻が言っていたその言葉は決して的外れな物ではないのだというのを伺わせる彼の言葉は、それを言い切る前に遮られた。 『んっ……』 モニカは彼の唇を奪う。 『んっ…んっ…』 強引に荒々しく。 こんなことをして嫌われたらどうしようという考えも過ぎったが、これくらいのことはしておかなければ、この先きっと後悔すると思ったのだ。 今までのようなぬるま湯に浸かっていては、突然現れたあの強敵には勝てない。だからこそモニカは攻勢に出た。 幸い闘いは彼女の得意分野。それがどのような戦場であれ屈することなど有り得ない。 ラウンズの戦場に敗北は無いのだから。 数分にも渡って己が舌を彼のそれに絡めて唾液を塗り込み、自身の唇の味と唾の味を覚えさせようとした彼女は静かに唇を離した。 「どう、ですか…?」 「ど、どうと言われても……ま、まあ美味しいよ……」 モニカの口付けを受けた嶋田は照れくさそうにそう言うと彼女の金糸の髪に触れた。 754 :楽隠居?と皇女と円卓の騎士:2012/12/18(火) 19 39 17 「一つ、聞いても良いかな?」 「なんでしょうか?」 「ブリタニアの貴族や皇族の間ではキスって挨拶になっているのかい?」 「へ……?」 彼が呟いた意外な言葉に、嫌われることも覚悟して決死の思いで口付けをした彼女は間の抜けた声を上げた。 それはそうだろう。普通こんな状況でキスされて分からないなどと誰が想像する? 「そ、そんなわけないじゃないですかバカァァ!!」 「い、痛い痛いっ、悪かったよゴメンってっっ、」 「本当に悪いと思ってるんですか?」 「も、もちろんだとも」 「じゃあ、許してあげます……但し、今この瞬間から、私のことはモニカと呼び捨てにしてください……」 「えっ、いや下の名前を呼び捨てはちょっと」 「ユーフェミア様はよくて私ではダメだと……?」 「ユフィはほら、愛称だからっ、」 屁理屈をこね始めた嶋田をジッと見つめるモニカ。 そんな彼女に彼はやれやれと言って。 「モニカ……」 「もっと、呼んでください」 「モニカ」 「もっと」 「モニカ」 「もっともっとです!」 「モニカ、モニカ、モニカ、」 「……」 散々自分の名前を呼ばせた彼女だったが、流石にユーフェミアのように彼を『シゲタロウ』とは呼べなかった。 だが、それでもいいと考える。この鈍感な人ならその程度でどうこうはならないからと。 よしんばなってしまったならば此方も攻勢に出るだけ。 「嶋田さん」 「なんだい?」 「今日は諦めます」 「だから何が……?」 「ふふっ、御自分でお考えください♪」 モニカはそこまで言うと嶋田の身体に縋り付くようにして目を瞑る。 そのまま何度か彼に頬ずりしながら。暖かい布団の中で微睡みに沈んでいった。 「う~ん、なんだかよく分からんが……モニカは俺を好き……なのか?」 自分を抱き枕状態にして眠ってしまったモニカの髪を撫でながら、そんなことを考える嶋田。 こんな可愛い女性に好かれるのなら男冥利に尽きると考えつつ、未だ確信を持てないのが彼だったりする。 「まあ、いいか……」 難しく考えても答えなど出ないと考えるのを放棄した彼は、自分に抱き着いて眠るモニカを同じように抱き締めながら、一日の疲れを癒すために眠りに就いた。
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絶望の城 ◆QmnDyrAS0E 朝陽も昇り始め街が照らされていく中、無人の駅前商店街を歩く3人組。 茶髪の青年と青髪の少女が隣に並び、後ろに長髪の青年が2人の後を付いて来ている形だ。 そんな陣形で枢木スザク、神原駿河、レイ・ラングレンは歩いていた。 陣形というよりはスザクと駿河が同じ位の歩幅で、レイはそれよりもやや狭い足取りで歩いているだけなのだが、 3人同じ視点にいては奇襲に対応できないというそれなりに合理的な考えもある。 「そろそろ駅が見えてくる頃ですね。」 「おお、あの線路だな。ようやく阿良々木先輩に会えるのか」 駿河の言う通りここから1キロ程の距離に朧げながらも線路が見える。念願の捜し人の1人に会えるのを待ちきれないのか駿河は少しソワソワしている。……落ち着かないのには別の理由があるが。 「神原さん、焦りは禁物です。集合にはまだ時間があります。」 「分かっている。すぐさま阿良々木先輩の元へ馳せ参じたいのが本音だが焦らしプレイは私の大好物だ、捨て置く手はない。 手を伸ばせば届きそうなのに決して届かないもどかしさ、オルガズムの直前に動きを止められる感覚は忘れようのない快楽だ。 そうは思わないかレイ殿」 「貴様は何を言ってるんだ」 相も変わらずの駿河の前からの振りに冷たい対応で返すレイ。先程までは完全無視だったが駿河のしつこさに遂に折れたのか、 返事をしなければいつまでも話を振ってくると悟ったのか、恐らくは両方なのだろう。 「……ようやく言葉を返してくれたな。私は嬉しいぞ」 むしろ銃を突き付けられた男と行動を共にして5分も経たずに対話を試みた駿河を賞賛するべきか。 「だが無理に返す必要はないぞ。あそこまで放置プレイを喰らったのはここにきて初めてのことでな。 筆頭はとやかく言いつつも激しく突いてくれるし枢木殿は切なくなる程優しくしてくれる。 返事をしてくれたのが嬉しいのは本当だが正直な所、このまま黙秘権を行使してくれていた方が私的にはとても助かるんだ、需要的に」 「だから貴様は何を言っているんだ」 無論レイには駿河の性癖に付き合ってやる気など毛頭ない。言葉を出したのは純粋に「コイツは何を言っているんだ」と思ったに過ぎない。 「はっ!こ…この男の目…養豚場の豚でも見るかのような冷たい目だ。残酷な目だ… “明日の朝には肉屋の店先に並ぶ運命だろうが俺には心底どうでもいいことだな”って感じの!」 「……………………」 以前の復讐者としてのレイなら初めて話しかけられた時点で腰の銃を抜き放っていてもおかしくはないのだが、 結局レイには目の前の女に対して微塵の殺意も抱けなかった。 元来レイは望んで争いなどする人種ではない。妻と弟、3人で穏やかに、ささやかに暮らす時間を幸福と思える優しき人間だった。 それを、奪われた。自分に協力しないという理由のみで妻を引き裂いた、あの男に。 それ以来、レイは復讐に生きる鬼となった。過去を捨て、心を修羅に変え、1人の男を殺すためにあらゆるものを犠牲にしてきた。 人であろうと物であろうと、邪魔をするものは全て切り捨てた。身体を鍛えたのも技術を磨いたのも物を壊すのも人を殺すことも全ては奴を殺すため。 だが「カギ爪」は死んだ。自分が手を下すことなく死んだ。断末魔の瞬間を見届けることさえ叶わなかった。 復讐の対象を失ったからといって昔のレイに戻ることはできない。 盆からこぼれた水は二度と戻ることのないように、今のレイはかつての自分とはどうしようもないほど隔絶されてしまっていた。 だからレイは駿河に殺意を抱かない。全てを捨てて復讐を成そうとした男は、最後に残った復讐の念すらも失った。 それでも今こうして生きているのは命じられたから。見届けろと、あれだけの事を吐いたのなら自分の『結果』を見届けろと。自分と似た男から。 何故生きてみようと思ったのか。逆らう理由がないだけだ。何もないからこそ、すんなりと聞き入れてしまったのだろう。 この様で殺し合いを勝ち進み最後の勝利者になれると思うほどにはレイの判断力は死んでいない。 仮に会場を脱出し生き残れたとしても自分には何も残されていない。 新しいものを集める気力すらない。いわばカギ爪の死亡を聞いた時点でレイはこのゲームを脱落したも同然だ。 そんな心の虚無とは裏腹に幾度も戦闘を積み上げてきた体は路地裏に潜む気配を瞬時に感じ取っていた。 「……そこにいるのは分かっている、出てこい」 半ば反射的に銃を抜き取る。一瞬遅れてスザクも反応する。 「神原さん、そこの家に隠れていて下さい。合図があるまで外に出ないように」 「……了解した。気を付けてくれ2人共」 スザクの指示通り民家へと手を伸ばす。先程の一戦で自分が戦いにおいて足でまといなのは痛感済みだ。 今までもあの時の戦慄が体を抜け切らず、 恐怖を払拭しようと積極的に会話を進めるが些か口が回らない。支給品にも銃や剣といった分かり易い武器もはない。 あるといえば虎柄の布に包まれた竹刀ぐらいだ。おとなしく隠れるしか今の自分には出来ない。それが酷く歯痒い。 2人共銃を構え戦闘態勢を整える。一纏めにならず程よく分散して相手の出方を待つ。未だ気配は消えない。 一瞬の静寂の後、 「少し緩めただけで感づかれるとはな……私もまだまだということか」 相手にではなく自分の迂闊さを嘆く言葉と共に現われたのは白髪に浅黒い肌、 そして見るものに強烈な印象を与える赤色の外套。 「私の名はアーチャー、君達と同様にこの殺し合いには賛同しない者だ。こちらに敵意はない、銃を下ろしてくれないか。」 interlude...... ◇――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 朝の日差しよりなお鮮烈な赤の装束を纏う弓兵、アーチャーはビル郡を駆け抜けていた。 E-5の民家にC.C.を匿い周囲を探り始めてから十数分。その間に、アーチャーはE-5内の探索をほぼ完了させた。 彼のクラス名でもあるアーチャーは単独行動に適したクラスでもある。 他のサーヴァントよりもやや見劣りするとはいえ人間よりも遥かに優れた身体能力を持つことは元より、 遠距離からの狙撃に、契約者たるマスターとの魔力供給を断っていても暫くの自立現界を可能にする「単独行動」、 透視には届かないまでも遠く離れた大橋のタイルの数まで把握できる「千里眼」による視力の向上、 そしてアーチャー自身の経験に裏打ちされた数々の知識、戦術、魔術、料理、掃除、etc...... それらの多彩なスキルと強大な「宝具」を活用して戦局を有利に進め、勝利するのがアーチャーの基本戦術だ。 ―――もっとも、このアーチャーは固有の宝具を所持しておらず、その代用としている「ある魔術」も能力の制限下にあるこの会場では発動は厳しいだろうが――― 無駄を省き、身を潜めるのに最適な要点となり得る箇所を重点的に探る。最小の浪費で最大の成果を。 少なくとも現時点で立ち並ぶ市街地には自分達以外の参加者がいないことはほぼ確認できた。 オフィス街においても一際高いビルの屋上に降り立ち周囲を一瞥する。C.C.のいる民家の方向には何か異常があればすぐに駆けつけられるよう意識を張り巡らせながら、地図を取り出す。 ここより2ブロック程北にある【死者の眠る場所】に目がいく。名称からして墓地の可能性が高い。 民家には安置されている御坂美琴を弔ってやりたい所だが、ここからC-6まで遺体を担いでいくにはリスクが高すぎる。 もし道中に戦闘が発生したら遺体を損壊させかねない。酷な様だが近場で埋葬るのに適した場所を見繕う方が吉だろう。 ちなみにアーチャーは支給品が収納されているデイパックが質量を無視してどこまでも詰められることに既に気付いていた。 中からトランク1つが丸々出てくるなど明らかに物理法則を無視した造りだったが、 だからといって御坂美琴の遺体をデイパックに詰め込むような真似を行う気になどなれなかった。 そんなモノのような扱いは最後まで生を放棄せず、目の前の命を救うことに全力を賭した少女への侮辱にしからないと思えたからだ。 続いて目を付けたのは【政庁】、【団地】、そして【D-6駅】。 放送にあったD-6の駅は安全を確認した後に調べるつもりでいる、今気になるのは団地だった。 理由はある。高層の住宅が密集している団地は監視や拠点にするにはうってつけだ。 それにこれ程に大きな施設には何らかの仕掛けがある可能性があると踏んでのことだ。 今までアーチャーが出遭った参加者は、電撃超能力者に主催者の一味を名乗る魔術師、自分と同じサーヴァント、 (元)不死の魔女に戦争屋。いずれも異能者、もしくは戦闘慣れした者だったが、 何の自衛手段を持たない一般人も少なからず参加しているだろう。 主催者に1人立ち向かい、呆気なくその命を散らした少女のように。 名簿に記されていない、この殺し合いをより円滑に進行させる贄とされたであろう者達のように。 主催者が「ゲーム」と銘打った以上、弱者には少ないながらにも逆転のチャンスを与えてある筈だ。ただの殺し合いを見たいのなら紛争地にでも行けばいい。 そんなものは地球上の何処にでも起こっている。そう、どんなに失くしても、決して終わることのない地獄の光景は。 身体的、能力的差を一気に埋められる手段、一番手っ取り早いのは強力な武器だろう。 地図に点在している施設はみな何らかの武器、もしくはそれに準ずる、戦局を有利に進められる装置、情報等が存在するとアーチャーは考えている。 その考えに至る参加者は他にもいるだろう。そうして施設へと赴き、同じ思考に行き着いた参加者に出遭うこともある筈だ。 殺し合いに賛同しない者同士ならまだいいが、その逆も然りだ。 殺し合いに乗った者、親しい人が死んで行く事態に錯乱した一般人も他者への不信感から武器の取り合いになり、 そこでまた殺し合いに発展する。主催者もそれが狙いなのだろう。 団地を目指しアーチャーは無人の市街を駆けた。武器の要素を抜きにしても広大な団地は身を隠す場としても最適だ。既に何者かが潜伏している可能性も高い。 団地の調査に関してはひとまず下見程度にしておく。C.Cの安全を確保した後、時間をかけていけばいい。 重要なのはそこに人がいるかどうかだ。 戦う術を持たぬ一般人がいたならば、なるべくは保護する方針だ。だが先の男のような殺人に愉悦を感じる者には容赦しない。あらゆる慈悲と容赦を捨て殺す。 その思考に憎悪はない。あるのは必殺を誓う決意と、僅かな後悔の念。 ■ 目的地へは数分と経たぬ内に着いた。 遠方で眺めていた通りの四角い建造物が数棟立ち並んでいる。棟の数、高さ共に典型的な住宅団地だ。人の気配は、今のところ感じられない。 まず向かったのは敷地内の中心に据えられる公園。C.C.がライダーに襲撃を受けたという場所だ。 そこは木々に囲まれた公園であった。中央は開けており遊具は1つもない。申し訳程度にベンチと外灯が僅かに置かれているだけだ。 静けさと異様さが混じった空間、この場所には見覚えがある。アーチャーのサーヴァントとしてマスターに呼び寄せられて巡回中に眺めた光景。 「冬木市の……自然公園か?」 自分達サーヴァントが元いた土地、冬木市。そこで行われる、この状況とも近似した魔術師達の殺し合い―――聖杯戦争。 幾度となく行われる闘争、自分が呼び寄せられた5度目の戦いより10年前に行われた第4次聖杯戦争決着の地に酷似していた。 外観が似通っているだけではない。それだけなら軽く流せる。それを出来ないのはこの場の空気すらもあまりに似通っているからだ。 4度目の戦い、その最後は1人のマスターがサーヴァントに「聖杯の器」を破壊させたことにより無効となっている。 正確には既に願いは受け取られていたのだが、それが果たされるよりも前にマスターが器を破棄するようにサーヴァントに命じたのだ。 英霊への絶対命令権、令呪を使って。 「その結果」、聖杯が降臨した当時開発中の市民館、及び周囲の新興住宅街が壊滅し、 500名超の被害者、134棟の建物の焼失という未曾有の大災害を引き起こすことになった。この意味を量るのはその当事者達にしか知り得ない事である。 その後復興計画により一帯が自然公園として生まれ変わったのだが、犠牲者達の怨念がその土地に染み付き、霊体であるサーヴァント、魔術師はおろか ただの一般人にさえも異常を感じる程の異界となっているため、市民も滅多に寄り付かない地となっている。この場にはそれと同種の怨念を纏わり付いている。 冷静にこの土地の戦略性を値踏みする。簡潔に言って、ここを守りの陣地とする利点はゼロだ。負の部分しか見当たらない。 地脈としては本物同様優れた地点のようだがこれだけの怨念に侵されていては魔術師の研究所、工房には成り得ない。汚染された魔力が身体に変調をきたすだけだ。 キャスター及び他のサーヴァントがここを拠点にする可能性は皆無といって差し支えない。 そうでなくともただの人間でも気分を害するのだから進んで訪れるものは少ないだろう。それもまた狙いなのかもしれないが。 次いで住宅地の探索を行う。 物質の解析、構造・設計把握の魔術は自身の得意分野だ。手に直接触れて術を行使すればその物質の構成要素、内部の造りをたちどころに解明出来る。 全て調べるのは少々骨が折れたがそれも10分足らずで完了した。 構造は至って普通。特に隠し部屋らしき箇所や不自然な空間は発見されず。生命反応もない。 「ここが当たりと踏んでいたのだがな、見当違いだったか」 そう呟くアーチャーの手にあるのは一個の鍵。名札には「405 臙条」と書かれていた。どうやらマンションの鍵らしい。 これがアーチャーが団地を目指すことにした1番の理由である。 支給品の1つにあったその鍵を、アーチャーは疑問を抱いた。この会場の殆どの建造物は鍵がかけられていない。 民家にも簡単に進入できる。事実今もC.Cは一般の民家に匿っている。他の施設も恐らく同様なのだろう。ならばこの鍵は一体何処の鍵か。 各地に点在するいくつかの施設の中で施錠されてる部屋を開けるもので、人名の名札があることから、 この団地のいずれかの部屋のものだとアーチャーは考えていた。 そしてわざわざ鍵をかける以上そこには何らかの武器か、設備が置かれているものだと推測した。 だが管理室のコンピュータを起動させ入居者名簿を見たが臙条の名はなく、念のために直接調べた405号室の部屋も鍵は掛かっておらず、中も何の変哲もない部屋だった。 まさか無数にあるビル郡から探し出せというのか。そうとは思えないがすくなくとも今この鍵の所在を把握することは困難となった。 ひとまずこの団地で調べられるものは調べた。判明したのはここは一時の安息の場でなく、更なる混沌を起こすための施設だということだ。 これだけの怨念が集まる場所、自然と殺し合いを望む者や、心に闇を抱える者、親しい人の死などにより錯乱状態へと陥った人間を引き寄せる可能性がある。 もしこの場に力関係を逆転させるような超兵器がありそれがそんな危険人物の手に渡った場合、戦局は最悪の方向へと突き進む。 やはりC.Cの安全を確保した後今一度調査せねばなるまい。 そう判断して背を向けるアーチャー。だがその前に、この団地の名が書かれた看板を見るため振り返る。 帝愛団地 絶望の城 この場に如何なる絶望が潜んでいるか、知るのはまだ1人だけ。 ■ アーチャーが駅に向かう人影を捉えたのは団地を後にした直後だった。 向こうからは補足し様のない、だがアーチャーにとっては充分な距離で対象を観察する。 数は3人。茶髪と長髪の男2人に学生と思しき女1人、自分の向かう予定だったD-6の駅へと歩いていく。 一瞬迷った後出来るだけ接近することに決めた。ここにきて自分に情報が圧倒的に足りないことに気付き、 多少のリスクは冒してでも他の参加者の動向を調べておきたかった。 会話を聞き取れば大体の人柄や行動の指針を計れる。殺し合いに乗っていない者達なら接触、情報を交換する。そうでない場合は撤退すればいい。 気付かれても戦闘に入る気はない。この一帯の地形は調べつくしてある、地の利を活かして相手を撒くことに専念する。 そうして3人が歩く街道の路地裏に身を潜め会話を拾い聞きする。正確に聞くにはまだ少し遠いが近づこうとはしない。いや出来ない。 これ以上の接近は確実に悟られると長年の経験が訴えてきた。 神原という少女はともかく2人の男はどちらもかなりの手練だ。特に長髪の男、レイと呼ばれた男は生気が抜けかかったような顔と裏腹に周囲に警戒網を張り巡らしている。今この距離がギリギリ引っかからないラインだ。 少女がやたら積極的に2人に話しかける姿は若干の恐怖が混じっているが、それに押し潰されない芯を持っているのが分かる。 男達も警戒こそ解かないもののそれ以上のもの―――殺意や憎悪などは感じ取れない。 比較的白に近い―――生命の危機や親しい者の死が無い限りは積極的に殺しに踏み切らない者達、そう判断するアーチャー。 それならば接触も可能か、そう考えた瞬間、 「……そこにいるのは分かっている、出てこい」 ……ほんの少し気を抜いただけでこれか。自分もまだまだ未熟と感じる他ない。 まあ向こうから切っ掛けを作ってくれたのはありがたい。遠慮なく乗り込ませてもらおう。 Interlude out...... ◇――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 軽い自己紹介を行い双方が持つ情報を提示し終えたスザク、駿河、レイ、アーチャー。 全員にとって意義のある時間だったが特にスザクとアーチャーにとっては大きな意味を持つものだった。 「良かったな枢木殿、アーチャー殿。お互いの捜し人が見つかって」 珍しくストレートな表現をする駿河。自分も含め3人が捜している人間が一度に見つかったのだ。 自分も阿良々木先輩が見つかったと聞いたときの安堵と喜びを2人共感じているのだ。そこに余計な言葉の装飾など必要ない。 「ええ、確かに進展にはなりました」 「そうだな、今後の方針を決める要素だ」 だが簡潔に感想を述べるスザクとアーチャーの表情は安堵こそあれ喜びとは別の感情が渦巻いていた。 スザクとC.C.の関係は敵視するほど険悪でもないが親しいというほどに良好でもない。 あの気まぐれで倣岸不遜な魔女が折角組み上げられたチームに余計な不和をもたらすのではないかと危惧していた。 だがこの殺し合いの場からの脱出、何よりゼロレクイエムの完遂という点で目的は一致してるはずだ。 上手い事自分がコントロールする必要があるかもしれない。そう思考の片隅に置いておいた。 対してアーチャーは、スザクとは全く別種のそれだ。 安堵はある。喜びもある。だがそんなものよりも真っ先に去来した感情は、自分自身にしか窺い知ることは出来ないだろう。 「ところで神原駿河といったか、その腕は大丈夫かね?」 話を切り替えるように駿河の包帯の巻かれた左腕を訊ねる。スザクと同じように怪我をしたのかと思ったのだろう。 「おお、アーチャー殿まで私の身を案じてくれるのか。見に余る光栄だが心配は―――」 そこまで言い出したところで言葉が途切れた。遮らせたのはアーチャーの視線。 鷹のような鋭い目を見た瞬間、心を丸裸にされた感触が駿河を包んでいた。 ―――この人は、自分の腕に気付いている。 そんな直感が駿河にあった。何故かは分からない。過去に怪異に触れたことがあるのか、彼には何か異常なものに見えたのか。 ただ漠然と分かるのは、彼は、答えを求めているということ。その腕が、自己の意思のままに操れるのか、制御が利かないのか。 「……大丈夫だ。枢木殿にも言ったがこれは別に怪我ではない。正確には怪我はしていたが今はもう直ったものなのだ。 それでも何だかカッコイイものだから身に付けたままなのだ。といっても別に『っぐわ!…くそ!…また暴れ出しやがった…』とか 『っは…!し、静まれ…私の左腕よ…怒りを静めろ!』とかなることはない。安心してくれ」 「―――そうか、精々暴れ出さないように気をつけてくれたまえ」 真意を知るものにしか分からない程度の意味合いで話す。それが自分の言を信じてくれたのか、あるいは見捨てられたものなのか、駿河には判断が付かない。 「……うむ、心がけよう。しかし枢木殿といいここには私の身を案じてくれる紳士が多くて非常に痛み入る。 それなのに私には貴方に捧げられるものは何もない。あなたの好意に応えるにはやはりこの身を捧げる他ないだろう。是非奪ってくれ、さあ!」 「恐縮だが慎んでお返ししよう。欲しいものなら先程存分に頂いている。この場において情報はなにより重要なものだからな」 駿河の過激アプローチをさらりと受け流すアーチャー。事実収穫は予想以上だった。 駅に集結しつつある対主催チーム、そこにセイバーがいること、殺し合いを扇動する仮面の男ゼロ、 いずれも情報が不足していたアーチャーには福音だ。 「……そうだ、支給品の1つに君に合いそうな物があった。渡しておこう」 思い出したようにデイパックからそれを取り出そうと中を探る。幾らでも詰められるのは構わんが お陰で目当てのものを出すのに1苦労だ。 「そ、そんな、ここにきて貢物など……っ! 確かに私は突くより突かれるタイプだがそんなに立て続けに攻められてはさすがに身が……保つか。だがしかし……!」 「遠慮することは無い。というより私にはどうあがいてもこれを有効に使える手立ては存在しない。君の方が余程上手く扱えるだろう」 取り出したのは、ちょっとした小旅行にでも使えそうなトランク。施錠を外し中身を開くと、そこには彼女の今1番望むものが入っていた。 「……アーチャー殿。貴方はよもや神の御遣いか?これほど都合の良いことばかりが起きるとさしもの私も不安に思えてくる」 余りにもタイミングの合い過ぎた、尋常じゃない空気の読みっぷりに駿河も懐疑的になる。 まさか無意識に左腕の悪魔を開放してしまったのではないかとさえ思った。悪魔がいるのだ、天使がいたって不思議ではない。 「生憎神とも天使とも無縁の身だ。その反応だと余程コレを求めていた事態ということかね?」 皮肉な笑みで駿河に応えるアーチャー。 もったいぶった説明は必要あるまい。それは下着だ。数え切れないほどの下着の山だった。 トランクの中身は様々な色彩に包まれていた。純白があり、黒がある。赤緑青の三原色があり、 それらを組み合わせた虹色の花畑がそこにはあった。 色だけでなく種類も様々であった。およそあらゆる趣向の女性に対応し得るデザインの数々。 飾りつけも質素から豪奢まで完全網羅、触り心地は正に天使の羽。 そんな老若問わずオシャレに気を使う女性なら目を輝かせずにはいられない宝箱を前にして、神原駿河の決断は一瞬だった。 「―――そうか、つまりここで今すぐ着替えるべきなのだな。分かっている、皆までいうな。 ここまで来て私が空気を読み外すわけにはいかないからな」 「待て、何故そうなる。こら上着を脱ぐなスパッツに手をかけるなせめて家に入れたわけーーー!!!」 先程の余裕ある態度は何処へやら、目の前の状況への混乱も困惑も置き捨てアーチャーの絶叫が響いた。 ■ 「さて、それでは私はそろそろ行かせてもらおう。そろそろ我が儘な姫君が退屈している頃だ」 この場で得られるものは全て得た。途中なにか非常に無駄なロスがあったが忘れた。 手にした情報と、駅に向かう手間が省けた分を差し引けばイーブンだろう。 「―――アーチャーさんは、これからどうするつもりですか?」 やや紅潮が抜けていない顔で問いかけるスザク。だが質問そのものは真剣だ。 「まずはC.C.を駅まで送り届ける。その後はしばらく単独行動に移るつもりだ。調べておきたいものもあるしな」 御坂美琴を弔い、それから各施設へ足を運ぶ。特に混沌を呼び込む可能性のあるあの団地は入念に調査し直さなければならない。 「12時までならD-6駅、3回目の放送なら象の像だったな。戦場ヶ原ひたぎ、ルルーシュ・ランペルージ、アーニャ・アールストレイム、 それとユーフェミア・リ・ブリタニアに会ったらそこに集うよう知らせておこう」 「―――お願いします」 最後の人物を強調した言い方にスザクの心が騒ぐ。 情報交換の際スザクは今まで隠していたユフィのことを話した。ルルーシュとの合流を優先したい自分にとってアーチャーの単独行動は有り難い。 今まで思い悩んでいた重みが僅かに軽くなった気がする。 都合のいい言い訳なのは分かっている。結局の所ユフィの捜索は二の次であることに変わりは無いのだから。 この人はそれに気付いているのだろうか。外見と名前程度しか話してないのにそこまで把握できるとは思えない。 だがアーチャーの目はそんな動揺を見透かしたかのように自分を貫いていた。 「頼んだぞアーチャー殿、あと素敵な下着をありがとう。あの宝物の対価にはやはりこの操を捧げる他ないと思うのだが、 本当にそんなスパンキングにしか使えそうもない竹刀でよかったのか?」 駿河は自分ばかり施しを受けていては忍びないと感じ様々な提案―――主に駿河の趣向的な方向で――― を持ちかけ、最終的に支給品と交換というところで落ち着いたのだが、 アーチャーが選んだのは銃といった武器でなく何の変哲も無い一本の竹刀だった。 「ああ、元々私にそれほど武装は必要ない。君たちが渡してくれた情報だけで充分な対価だ」 あくまで竹刀は余計なものだというアーチャー。だが駿河は気付いている。虎のストラップが付いたその竹刀を目にした瞬間、 アーチャーが見せた表情を。そこにいかなる感情があったか、自分が入り込む余地など微塵も無いだろう。 この御仁は他人に対して異様に気が利くというのに自己のことは決して悟られようとはしない。それが尊くもあり、寂しくも思う。 「分かった、ならば私からは何も言うまい。だが一言だけ告げさせてもらおう―――気を付けてくれ」 「承知した。お互い無事を祈るとしよう」 印象的な赤い背中を見せ付けてまるでそこにバネ仕掛けでもあるかのようにビルへと跳躍するアーチャー。なるほどあれほどの脚力なら偵察にも不自由はないだろう。 「では僕達も行きましょう。後十分も歩けば着きますよ」 「承知した。しかし枢木殿も人が悪い。何故私たちにユフィ殿のことを教えてくれなかったのだ?城へ向かった筆頭が見付けるかもしれなかったのに」 駿河の指摘は最もだ。ユフィとの合流を考えるのならば政庁で出遭い、自分達とは別方向へと進んだ伊達政宗にもそのことを教えておくのは当然だ。 それをしなかったのは、その時点でスザクにはユフィと会う資格を放棄していたからだ。この先の未来の自分かも知れない男と出会うまでは。 「……すみません、言いそびれてしまいまして……」 適当にあしらうスザク。今は彼女を駅へと送る。そして少ししたら来るであろうC.C.と合流し、ルルーシュを、ユフィを捜す。 ルルーシュは彼女の存在をどう捉えるだろうか。優先順位はどうあれ彼女を探し出すだろうか。 だが既に世界の歴史にユフィは『虐殺皇女』としての悪名を刻まれている。 仮にルルーシュとユフィ、3人共この会場を脱出でき元の場所へ戻ったとしてもユフィの居場所が果たしてあるのか――― (まだだ、まだその先を考える時じゃない―――今はルルーシュと、会うことが、先決だ―――) 一刻も早くルルーシュかユフィ、どちらか一方でも会いたかった。 自分の中で彼女の存在が大きくなっているのが実感できる。このままでは天秤がユフィの方へと傾きかけない。 それだけはあってはならない。ルルーシュの剣としての責務を全うせねばならない自分には。 そして僅かでも、ほんの一瞬とはいえ―――『彼女が自分の知らない所で死ねば全て丸く収まる』と考えた自分に失望感を覚える。 自分の気持ちを整理する時間が欲しい。駅に着いたら休息を取る必要がある。少なくとも別行動を取った者達が戻るまでに決意を固めておかねばならない。 そう心に留め、スザクは前を向き歩いていった。 ■ その目指す駅がライダーの操る電車の吶喊により間もなく瓦礫の山と化すことをスザク達は知る由もない。 身体を休める間も、自己を思い直す機会もなくスザクは新たな戦いを強いられることになる。 バトルロワイヤルは、続くのだ。―――胸に葛藤など懐く暇など、与えられることもなく。 [D-6/駅前商店街/一日目/朝] 【アーチャー@Fate/stay night】 [状態]:健康 魔力消費(小) 空気を読み過ぎた [服装]:赤い外套、黒い服 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、不明支給品×1(確認済み)、臙条家の鍵@空の境界、虎竹刀@Fate/stay night [思考] 基本:本当の“答え”を見つけ出す。 1:C.Cの元に戻り『D-6・駅』へと送り届ける。 2:『E-6』付近で御坂美琴を弔える場所を見繕う。 3:この場において過去の改竄は無駄。 4:単独行動を取り情報を集めながら衛宮士郎を捜し出す。【絶望の城】を優先的に調べる。 5:3の過程でルルーシュ、アーニャ、ユーフェミア、戦場ヶ原を見付けたら12時までならD-6駅、3回目の放送なら象の像へ集うよう伝える。 6:臙条家の鍵の合う場所を探す。 7:荒耶、赤毛の男(サーシェス)、に対し敵意。 [備考] ※参戦時期は衛宮士郎と同じ第12話『空を裂く』の直後から ※凛の令呪の効果は途切れています ※参加者は平行世界。またはそれに類する異界から集められたと考えています。 ※デイパックの容量に限界が無いことに気付きました。 ※「死者の眠る場所」を墓地と捉え、そこに御坂美琴を弔うのが望ましいと思っています。ただしそこまで運ぶのは困難とも認識しています。 ※「絶望の城」は殺し合いを促進させるための舞台と考えています。 ※「臙条家の鍵」は何らかの重要施設、武器が隠されている扉を開けるものと考えています。 ※スザク、幸村、暦、セイバー、デュオ、式の六人がチームを組んでいることを知りました。 ※スザク、駿河、レイと情報交換を行いました。「絶望の城」については伏せてあります。 ※駿河の左腕のレイニーデビルに気付きました。名称や詳細は知りませんが暴走の危険性はないものとひとまず判断しました。 【臙条家の鍵@空の境界】 小川マンションの住人、臙条巴の部屋の鍵。「405 臙条」と書かれた名札付き。 エレベーターの仕掛けにより実際の「臙条巴」の部屋は410室なのだがその仕掛けがこの場で適用されてるかは不明。 【虎竹刀@Fate/stay night】 藤村組組長の一人娘にして穂群原学園英語教師にして2■歳でありながら剣道5段の猛者にして虎でタイガーで ヒロイン候補ですらない衛宮士郎の姉貴分、藤村大河の愛用する竹刀。 鍔に虎のストラップが付いておりおかげで公式試合に出られないこと数度。 これさえなければ剣道界にタイガーの名が全国に轟いたであろう曰くつきの品。 何の変哲も無い竹刀だが担い手である大河が手にすると大地震を防いだり巨大隕石を弾いたり ミカン一個分の魔力で固有結界を発動するなど縦横無尽、八面六臂の活躍をする、らしい。 【帝愛団地 絶望の城】 E‐6にある典型的な住宅団地。敷地内の真ん中に冬木中央公園がある。 建築物に特殊な仕掛けや不自然な空間はないが、内部に武器や何らかの設備が置かれている可能性がある。 中央公園の影響で精神に異常をきたした者を引きよせやすい地となっている。 建物の数や内部の正確な構造、設備については次の書き手に一任します。 【冬木中央公園@Fate/stay night】 冬木市新都方面にある自然公園。娯楽施設はなく申し訳程度にベンチと外灯が僅かに置かれている殺風景な広場。 第四次聖杯戦争決着の地でその際の犠牲者の怨念が渦巻いており、一般人でも異常を感じ不快感を覚える程の異界と化している。 地脈としては優れているようだが怨念の汚染により魔術師の工房には向かない。 C.C.はすぐさま公園を後にし、ライダーは地脈に気付いたが戦略的価値は無いものとして特に調べていない。 【枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュR2】 [状態]:疲労(小)、精神的疲労(小)「生きろ」ギアス継続中 [服装]:ナイトオブゼロの服とマント [装備]:ベレッタM1934(8/8) [道具]:基本支給品一式、湿布@現地調達 ノートパソコン@現地調達、ランダム支給品0~2(確認済み) 赤ハロ@機動戦士ガンダムOO、9mmショート弾(57発) [思考] 基本:この『ゲーム』を破壊し、ゼロレクイエムを完遂する。 1:神原駿河を連れていったん『D-6・駅』に戻る。幸村に政宗からの伝言を伝える。 2:少し休みたい。自分の気持ちを整理しながらアーチャーとC.C.の到着を待つ。 3:明智光秀、織田信長、平沢憂、アーチャー、セイバー以外のサーヴァントには用心する。 4:ルルーシュに危険が及ぶ可能性のある要素は排除する。 5:確実に生きて帰る為の方法、首輪を外す方法を探す。 6:政宗がルルーシュたちを連れてくる可能性があるので、12時までは『D-6・駅』にチームを組んだメンバーの誰かがいる状態にし、 三回放送時には『E-3・象の像』へと向かう。 [備考] ※ラウンズ撃破以降~最終決戦前の時期から参戦。 ※主催がある程度の不思議な力を持っている可能性は認めていますが、死者蘇生が可能という点は全く信じていません。 ※参加者が異世界から集められている可能性、別の時間軸から集められた可能性を、僅かですが考えています。 ※もしかしたら『敵のアジト』が『黒の騎士団のアジト』ではないかと少し疑っています。 ※三回放送の前後に『E-3 象の像』にて、信頼出来る人間が集まる、というゼクスのプランを政宗と神原から聞きました。 ※政庁で五飛が演じるゼロの映像を見ました。また、ビデオメールの送信元と受信時間を確認しました。 ※放送で遠藤が話していた内容は把握していません。 ※アーチャーと情報を交換しました。アーチャーとC.C.が行動を共にしてることを知りました。 ◇――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3人のやりとりをレイは無言で眺めていた。 情報交換をする上で最低限の言葉は交わしたがそれ以上はずっと押し黙ったままだ。 必要な情報のみを思考の片隅に置き今しがた去っていった男を思い浮かべる。 あの男も、自分に似ている。夢を失い、生きる意味を見失った迷い人。 だがどこか決定的な所が違う。その理由は判らない。考える気もない。人が違えば事情も異なる。ただそれだけのことだろう。 今レイが考える必要があるのは一つだけだ。カギ爪が死んでからそれは初めてまとまった思考かもしれない。 「ところでレイ殿、この下着を見てくれ。こいつをどう思う?とりあえず今はTバックを付けているが余りに色と種類がバラエティに富み過ぎて選択に困る。ここは一つ殿方の意見も参考にすべきかと」 「そろそろ黙れ、撃つぞ」 この変態を黙らせる手段を。 【レイ・ラングレン@ガン×ソード】 [状態]:疲労(中) 肋骨を数本骨折 左肩に銃創(処置済み) 脇腹に浅い銃創 ツッコミ属性獲得? [服装]:武士のような民族衣装(所々破損) [装備]:レイ・ラングレンの銃@ガン×ソード [道具]:基本支給品一式×1、デイパック、ドラグノフ@現実(3/10)、ドラグノフの弾丸(20発)、 GN首輪探知機@オリジナル、麻雀牌@咲×31個、平バール@現実 [思考] 基本:もう少し生きてみる。 1:この変態(駿河)を黙らせる。 2:枢木スザクの『結果』を見届ける。 [備考] ※参戦時期は第8話~第12話のどこかです。 ※ブラッドチップ・3ヶ@空の境界は円形闘技場に置いてきました。 ※麻雀牌@咲×1個は回収しました。 ※三回放送の前後に『E-3 象の像』にて、信頼出来る人間が集まる、というゼクスのプランをスザクから聞きました。 ※スザク、幸村、暦、セイバー、デュオ、式の六人がチームを組んでいることを知りました。 ※アーチャーと情報交換をしました。アーチャーに自分と近いものを感じています。 【神原駿河@化物語】 [状態]:健康、若干の恐怖 [服装]:私立直江津高校女子制服、ミズーギー王国製下着 [装備]:縄@現実 [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~1(一般的な武器ではない)、神原駿河のBL本セット 、下着セット、しみパン [思考] 基本:戦場ヶ原ひたぎと阿良々木暦を守りたい。が、殺し合いはしたくない。 1:枢木スザク、レイ・ラングレンと共に『D-6・駅』へ行き、阿良々木暦に会う 2:戦場ヶ原ひたぎに会いたい 3:真田幸村に出会ったら、政宗からの伝言を伝える 4:伊達政宗、アーチャーのことが心配 [備考] ※アニメ最終回(12話)より後からの参戦です ※左腕の状態やレイニーデビルに関する情報は誰にも話していませんが、アーチャーには感付かれたと思っています。 ※政宗を戦国武将の怪異のようなもの、と考えています。 ※知り合いに関する情報をゼクス、一方通行、プリシラと交換済み。 ※三回放送の前後に『E-3 象の像』にて、信頼出来る人間が集まる、というゼクスのプランに同意しています。 ※政庁で五飛が演じるゼロの映像を見ました。映像データをスザクが消したことは知りません。 ※スザク、幸村、暦、セイバー、デュオ、式の六人がチームを組んでいることを知りました。 ※アーチャーと情報交換をし、アーチャーの持っていた下着セットと虎竹刀を交換しました。 【下着セット@オリジナル】 その名の通り下着の詰め合わせ。ブラジャーとパンツのセット。水着もあり。全て女性用。小旅行用のトランクケースに積まれている。 一般的なものからからヒモパン、白からシースルーまで考え得るあらゆる種類と色の下着が揃っている。素材も肌に優しい親切設計。 一部特殊な繊維で組まれた超が付くほど際どいミズーギー王国製下着@ガン×ソードもある。 時系列順で読む Back ぶっ生き返す/ふわふわタイム(後編) Next 狂気の拠り所 投下順で読む Back ぶっ生き返す/ふわふわタイム(後編) Next 矛盾螺旋 120 Parallel insistence アーチャー 150 神浄の恋せぬ幻想郷(前編) 126 サクラ(イ)大戦 枢木スザク 164 疾走する本能(前編) 126 サクラ(イ)大戦 レイ・ラングレン 164 疾走する本能(前編) 126 サクラ(イ)大戦 神原駿河 164 疾走する本能(前編)
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2006/01/25/ ダージュオブケルベロス-FF7-を昨日ゲット ええ、普通に2日前にフラゲです とりあえずインストールしてみようと進めてみると インストール終了まで2時間・・・ ばかぁー なので止めました まぁ急いでオンラインやる必要もないので 今日はシングルプレイに集中 寝る前にでもインストスタートさせて寝る事にしました シングルはFF7で仲間キャラだった ヴィンセント・ヴァレンタインがプレイヤーです ジェノバとかルクレツィアとか宝条とか もうちょー懐かしい んー、でもちょっと想像と違って 結構地味なゲームw もっとこうガングレイブみたいなの想像してたから ちょっと残念 どっちかというとバイオハザードに似た様な印象を受けました まぁバイオみたいに勝手にロックオンとかしてくんないですが 銃は色々カスタマイズできます 銃自身とバレル、スコープ、それにマテリア(アクセ)等 バレルはショート、ミドル、ロングと今のとこ三種 最初はロングが銃身長くてカッケーので使ってましたが ミドルの方が使いやすい感じ ロングは威力でかいけど 一発で仕留めないと反撃確定な感じ まぁ私が下手なだけかもしれませんが・・・ ミドルだと敵によっては反撃前にもう一発入れられそうな感じ その分威力下がりますが クリティカル付近狙えばミドルでも一撃です まぁ敵にもよりますけどね 他にもマシンガンとライフルがあるんですが いかんせんギルが足らなくて マシンガンは強化してないんであんま使ってません というか、マシンガンいらねぇーんじゃねぇかと マシンガン使うならショートバレル強化しないと あんま連射って感じがしないですね ライフルは結構役立ちます ステージ次第で某メタルギアみたいな感じで 難易度的には・・・難しい方だと思うんだが まぁ死にリスタートで金とか貯めれる(各面一回だけかも?) んで簡単になっていくのかもしれませんが ボスつえーです とりあえずなんかダメージ半端ねぇ ヴィンセント結構動き遅いですし まぁ前転回避みたいのもできるんですけどね あとはボスでリミットブレイクできるかできないかで 全然変わってきます MAXリミットブレイクすれば 大抵のボスのHP半分以上は削れますし シングルプレイは短そうで長いかもって展開になってきました とりあえずユフィに助けてもらうとこまでクリアー なんかヴィンセントのマテリア抜かれました 今日はマルチオンやってみようかな 関連リンク DCFF7公式 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ポーション買った記念にFF7コスのアミティ&アルル描いてみました。AC以降持ってないんで無印本編版の衣装です。知っている人少なそうww -- ただの名無しのようだ (2007-11-02 00 58 49) ちなみにアミティ→クラウド、アルル→エアリスです。全体的に緑なのはライフストリームっぽいカンジ?アルルの服もまじめに描いたんですが、アミティに剣を持たせたら見えなくなってしまいました(ノ∀`) -- ただの名無しのようだ (2007-11-02 01 05 22) うはー素敵…2人ともかっこかわいいです。FFは詳しくないのですが(RPGド下手なのでw)、凄く魅力的です(*´∀`*) -- がぁ (2007-11-02 11 40 26) はじめまして!アミティもアルル、どっちもめちゃくちゃかっこいいです。す、素敵過ぎます・・・・・・ -- 紫苑 (2007-11-02 17 46 04) 素敵ですね・・・。クラウドは見た目だけ知ってました。でもFFはやったことないです -- うにゅ坊 (2007-11-02 17 57 29) ふぉあ~・・(*´σ`)すごく幻想的です・・ステキww 残念ながら私もFFよく知らないんですが、2人ともカッコカワイイです!(〃∀〃)ポッ -- ラテ (2007-11-02 18 15 15) コメントありがとうございます! 流石に10年前のゲームを知っている人は少ないようでw名無しの子供時代はRPGといえばドラクエとFFが神だったんですけどねw -- ただの名無しのようだ (2007-11-02 18 51 13) 僕もポーション買ったよv(ザックス・レノ・ヴィンセント)クラウドも好きだぁv -- 人面 (2007-11-02 19 20 55) す、すごいΣ(゜□゜;)幻想的で素敵なアミティとアルルだぁ♪(*´ω`*)絵の上手いただの名無しのようだsに憧れます( ω *) -- 白百合咲 (2007-11-02 19 24 21) すっごく素敵デス。ポーションかったんですか?いいなー -- しぇぞ・ばんくる (2007-11-02 19 36 53) コメありがとです!(*´∀`) ポーション、クラウドのが欲しかったんだけど売り切れだったのでユフィ買いました。女キャラでは一番好きなのにいっぱい売れ残ってて嬉しいやら悲しいやら…w -- ただの名無しのようだ (2007-11-02 19 44 14) 名前 コメント
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コードギアス 反逆のルルーシュ 新シリーズコードギアス 反逆のルルーシュ R2 コードギアス 反逆のルルーシュ ストーリー コードギアス 反逆のルルーシュ キャラクター紹介 超大国ブリタニア帝国により占領された「日本」。 揺らぐことがないかのように見える超大国の支配。 だが、そこにわずかな亀裂が生まれようとしている。 「黒の皇子」、ルルーシュ。「白の騎士」、枢木スザク。 二人の歩みはブリタニア帝国と「イレヴン」の関係を大きく揺り動かすことになる。 極東の「エリア11」で「何か」が今まさに起きようとしている…… 公式サイト省略 コードギアス 反逆のルルーシュプレイリスト 【Youkuリスト】 下のリンクは切れているのがあるので上のリンクをお使いください 25話「ゼロ」24話「崩落のステージ」 dailymotion 「1/3」 「2/3」 「3/3」 23話「せめて哀しみとともに」 dailymotion 「1/2」 「2/2」 22話「血染めのユフィ」 daum 21話「学園祭宣言!」 dailymotion 「1/2」 「2/2」 20話「キュウシュウ 戦役」 Dailymotion 19話「神 の 島」 Dailymotion 18話「枢木スザクに命じる dailymotion 17.5話「仮面の真実」 17話「騎士」 Veoh | Pandora 16話「囚われのナナリー」 Veoh 15話「喝采のマオ」 Pandora | Veoh 14話「ギアス対ギアス」 Veoh 13話「シャーリーと銃口」 Mofile | Pandora 12話「キョウトからの使者」 Veoh | Pandora 11話「ナリタ攻防戦」 Veoh 10話「紅蓮舞う」 「Veoh」 | 「daum」 9話「リフレイン」 「Daum」 | 「Veoh」 8.5話「仮面の軌跡」 8話「黒の騎士団」 「Veoh」 7話「コーネリアを撃て」 「Veoh」 6話「奪われた仮面」 「Veoh」 5話「皇女と魔女」 「Veoh」 4話「その名はゼロ 」 「Veoh」 3話「偽りのクラスメイト」 「Veoh」 2話「覚醒の白き騎士」 「Veoh」 1話「魔神が生まれた日」 「Veoh」? コードギアス 反逆゛マンガ日和 part1~4 コードギアスのギャグMAD ギアスは管理人の大好きなアニメです!!続編が楽しみです。でもなぜ日曜の5時からなんだ~~~~~ 感想・リンク切れなどネタバレしないようにお願いします。 カレン -- ルルーシュブルタニア (2009-08-09 15 28 48) 名前 コメント - -